
ガーデニングの病虫害と薬剤
人間がそうであるように、植物もまた病気と無縁ではいられません。
また、植物は食物連鎖の生態ピラミッドで下位にあり、多くの昆虫などが食料とするため、その被害も受けやすいのです。
ここでは植物における病気と虫害についてと、その予防と対策方法を解説します。
なお、多くの場合植物の病気と虫害を総称して「病害虫」と表記されることが多いのですが、
ここでは植物の病気と虫によって起こりうる被害ということで「病虫害」としています。
[植物の病気]
・植物の病気は、主にカビなどの糸状菌やバクテリア(細菌)、ウィルスなどによって引き起こされます。
また極微小な回虫の仲間のネマトーダ(センチュウ類)による線虫病も、病気に分類されます。
①カビなど糸状菌による病気
症状:白色や黒色などの斑点(病斑)が現れる。植物体が腐ってくる。
例:うどんこ病、褐斑病、黒星病、炭疽病、膏薬病、べと病、立枯病など
②バクテリア(細菌)による病気
症状:植物体に瘤、萎縮、軟化などが見られる。
例:軟腐病、根頭癌腫病、青枯れ病など
③ウイルスによる病気
症状:葉や花にモザイクのような模様が現れたり、矮化、奇形が出る。
例:モザイク病、えそ病などが
④線虫病
症状:瘤ができたり、根が腐ったりする。
例:根腐れ線虫病、葉枯れ線虫病、根瘤線虫病など

[植物の虫害]
・虫が植物に及ぼす害としては主に、虫が植物体食べることによって起きる食害性と、
植物の汁を吸うことによって起きる吸汁性の被害があります。
①食害性の被害をもたらす虫
アオムシ、ケムシ、ヨトウムシ、コガネムシの幼虫、カミキリムシの幼虫などがある。
②吸汁性の被害をもたらす虫
アブラムシ、カイガラムシ、カメムシ、スリップス(アザミウマ)などがある。
☆植物も病気にかかっちゃうなんて…。ちなみにうどん粉病は、風通しの悪いところで発生しやすいそうです!
Posted by
K.hitomi
at
2012年09月11日
17:06
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